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月別アーカイブ: 2019年4月

万能な溶着。鍛冶屋の必須技術。「アーク溶接」零れ話。前前編

チドリ

チドリ 簡略図

 

前回「万能な溶着。鍛冶屋の必須技術。「アーク溶接」零れ話。前編」の部材が歪んでしまう対策としては、熱が集中しない様に、「チドリ」で溶接を行います。

 

 

察しの通り「千鳥足」「チドリ」です。

 

 

例えば、写真のような長方形の部材があるとします。

(えっ!見えない?「あなた」はだんだん見えてくる~(@_@))

 

 

最初に角をのように「対角」で溶接します。

 

 

その後に、で最後に溶接した部位から最も遠い部位のをまた「対角」で溶接します。

 

 

次いで、「対角」で溶接していきます。

 

 

そして、「対角」で溶接して、を溶接したら完成です。

 

 

「熱膨張」の後の「収縮」は、防ぎようがありません。

 

 

ですが、上記のような方法を行えば、「収縮」を最小限に抑える事が出来ます。

 

 

次回は日曜日!!!ですよ~(≧▽≦)

えぇ~そうです(*´ω`*)恒例のアレ致します( *´艸`)

 

 

万能な溶着。鍛冶屋の必須技術。「アーク溶接」零れ話。前編

アーク溶接

アーク溶接

 

【金属を一部分だけ加熱し冷却すると歪む。そのため溶接を行うと溶接された部材は歪んでしまう。】『アーク溶接』『引用 ウィキペディア日本語版』https://ja.wikipedia.org/wiki/アーク溶接2018年12月10日 (月) 04:59

 

 

「鋼鉄の切断。鍛冶屋の必須技術。「プロパン、アセチレン」零れ話。後編」でも記述した通り、「アーク溶接」中は高温で行う為、「熱膨張」が起こります。

 

 

「ガス溶接、ガス溶断」と異なる点は、「アーク溶接」は部材同士をくっつけます。

 

 

その為に、溶接した部分を中心に、溶接後に熱が逃げると、「収縮」する力が働き、結果部材が歪んでしまうんです。

 

 

次回に続きます\(^o^)/

身近な事では、火傷した後の皮膚が、突っ張った状態を経験した事はありませんか?

その現象が、部材にも起きます。

 

 

万能な溶着。鍛冶屋の必須技術。「キャブタイヤ」後後編

キャブタイヤ

キャブタイヤ

 

再三に亘って記述致しますが、「キャブタイヤ」も例外なく「使用前点検」を行います。

 

 

「キャブタイヤ」「使用前点検」「鋼鉄の切断。鍛冶屋の必須技術。「ガスホース」後後編」と同じく、「キャブタイヤ」を一旦伸ばして、任意の場所を手で触って確認します。

 

 

「使用前点検」は、安全の観点からもモチロンですが、仕事をする上で道工具を大切に扱い、使用する事は基本中の基本です。

 

 

その為にも、道工具を使用状態の良い物にする為に、「使用前点検」は欠かせません。

 

 

次回に続きます\(^o^)/

道工具を大切に扱う事は、職人としての最低限の義務だと、私(松本 日出治)は考えております(*´ω`*)

 

 

万能な溶着。鍛冶屋の必須技術。「キャブタイヤ」後中編

キャブタイヤ

キャブタイヤ

 

「キャブタイヤ」の補修は、ゴム部分に「絶縁テープ」を巻き付けて行います。

 

 

先端もゴムで出来ているのですが、「絶縁テープ」では補えません。

 

 

その為、ゴムを取り外して銅線を出して、専用の「ケーブルジョイント」を取り付けます。

 

 

次回に続きます\(^o^)/

交換方法は、「万能な溶着。鍛冶屋の必須技術。「ホルダー」「アース」中編」と要領は一緒です(*´ω`*)

 

 

万能な溶着。鍛冶屋の必須技術。「キャブタイヤ」後編

キャブタイヤ

キャブタイヤ

 

写真は接続部を写した物です。

 

 

赤丸で囲っている部分が凹凸になっている為、お互いを差し込んで接続します。

 

 

赤矢印の先にポッチがあるのが分かりますか?

 

 

凹の部分に螺旋状の溝があり、溝に合わせてポッチを嵌め込む事で、抜けにくい構造になっています。

 

 

次回に続きます\(^o^)/

たま~に嵌まり込み過ぎて、抜けなくなる時もあります(^▽^;)