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カテゴリー別アーカイブ: TIG溶接

アメノウズメ。万能の溶着。鍛冶屋の習得技術。「タングステン」中中編

タングステン

タングステン

 

 

前回「アメノウズメ。万能の溶着。鍛冶屋の習得技術。「タングステン」中前編」で紹介した「タングステンタッチ」は、「タングステン」を著しく消耗させます。

 

 

 

具体的には、「タングステン」が母材に溶着して、取り外す際に無理な力が掛かり、最悪の場合は「タングステン」が折れてしまうからです。

 

 

 

また、消耗する事によって先端が丸くなってしまい、研ぎ直す必要が生じます。

 

 

 

慣れてしまえば滅多に「タングステンタッチ」を起こす事はありませんが、作業状況や無理な姿勢での「TIG溶接」作業中には、避けにくいのは確かです。

 

 

 

☆☆~~~~~~~~~~~★★★~~~~~~~~~~~☆☆

 

 

次回は日曜日!!!ですね。

 

日曜のひと時、「あなた」に手話をお届け致します(*´ω`*)

 

お楽しみに\(^o^)/

 

 

アメノウズメ。万能の溶着。鍛冶屋の習得技術。「タングステン」中前編

トーチ

トーチ

 

 

前回「アメノウズメ。万能の溶着。鍛冶屋の習得技術。「タングステン」中編」で、「タングステン」の先端を「ノズル」からある程度出す事を既述致しました。

(詳しくは、上記をクリック(^_-)-☆)

 

 

 

「タングステン」「ノズル」から出しますが、直接「タングステン」を母材に付ける事はありません。

 

 

 

「TIG溶接」は、「アーク放電」を利用した溶接方法だからです。

「アーク放電」又は「電弧放電」は、後々記述致します。)

 

 

 

その為、「タングステン」が母材に付くと、「タングステンタッチ」と呼ばれる不具合となります。

 

 

 

次回に続きます\(^o^)/

 

「TIG溶接」を初めて行ってから慣れるまでは、「タングステンタッチ」は最初の関門です(*´ω`*)

 

 

アメノウズメ。万能の溶着。鍛冶屋の習得技術。「タングステン」中編

トーチ

トーチ

 

 

写真が「トーチ」「タングステン」を取り付けている状態です。

「トーチ」は、「アメノウズメ。万能の溶着。鍛冶屋の習得技術。「トーチ」全編」に詳細がございます(^_-)-☆)

 

 

 

「タングステン」の先端が、「ノズル」から少し出ていますね。

「ノズル」は、「アメノウズメ。万能の溶着。鍛冶屋の習得技術。「トーチ」中編」を併せてご覧頂ければ幸いです(^_-)-☆)

 

 

 

通常「TIG溶接」を行う時は、「ノズル」から5mm~10mmほど、「タングステン」の先端を出して「TIG溶接」作業を行います。

 

 

 

それ以下だと母材から「タングステン」の先端が遠くなり、それ以上だと不活性ガスが届きにくくなる為です。

 

 

 

次回に続きます\(^o^)/

 

ただし、狭い箇所の「TIG溶接」で、「ノズル」が入らない時は、「タングステン」を上記以上に出して、不活性ガスの供給量を増やし、「TIG溶接」を行う事もあります(*´ω`*)

 

 

アメノウズメ。万能の溶着。鍛冶屋の習得技術。「タングステン」前後編

タングステン

タングステン

 

 

下の絵が、溶接中の状態を表しています。

 

 

TIG溶接 詳細図

TIG溶接 詳細図

『TIG溶接』『引用 ウィキペディア日本語版 フリー百科事典』 https://ja.wikipedia.org/wiki/TIG溶接2019年10月26日 (土) 05:09

 

 

赤丸で囲まれている箇所をよく見ると、スキマが開いているのが分かりますか?

 

 

 

専門的な用語や細かな説明を抜きにして、簡潔に要約すると、「タングステン」と母材の間に電気が通り、熱を発した所に「溶接棒」を近付けて溶かす事で、「TIG溶接」は成り立ちます。

 

 

 

その際「タングステン」の先端が尖っている事で、ピンポイントで溶接個所に電気を通す事が出来ます。

 

 

 

先端を尖らせずに写真の「タングステン」緑丸の状態で溶接を行おうとすると、電気が迷走してしまい、思った通りの場所に電気を流す事が出来ません。

 

 

 

次回に続きます\(^o^)/

 

その為「タングステン」は、常に先端を尖らせた状態で使用します(*´ω`*)

 

 

アメノウズメ。万能の溶着。鍛冶屋の習得技術。「タングステン」前中編

タングステン

タングステン

 

 

「タングステン」は、写真で分かる通り、先端を尖らせてから使用します。

 

 

 

尖らせ方は、専用の工具を用いて行います。

 

 

 

もしくは、「グラインダー」を使用して、「タングステン」を回転させながら、中央を尖らせます。

 

「研削~切断の定番。鍛冶屋の必須技術。「グラインダー」全編」を併せてご覧頂ければ幸いです(^_-)-☆)

 

 

 

尖らせる理由は、「TIG溶接」の独特の溶接方法にあります。 

 

 

 

結論からいえば、避雷針と原理は一緒です。

 

 

 

その詳細は次回に続きます\(^o^)/