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カテゴリー別アーカイブ: TIG溶接

アメノウズメ。万能の溶着。鍛冶屋の習得技術。「溶接用アース」。「磁石式」。後中編

溶接用アース 磁石式

溶接用アース 磁石式

 

 

「溶接用アース」は、溶接作業場所から最低でも1m以内を目安に、「溶接用アース」を取り付けて作業します。

 

 

 

迷走電気による、人の感電を防ぐ為です。

 

 

 

実際の災害で、高所での鉄骨溶接作業中、「溶接用アース」を地面に近い所で取り付けて作業していた際、同じ鉄骨の別の場所で、作業していた人が感電した事例です。

 

 

 

勿論本来なら起こり得ない事ではありますが、雨が降っていて手袋が濡れていたり、電気を通す距離が長い為に体を通電したりと、悪い条件が重なって起きた災害です。

 

 

 

目に見えない電気の恐怖を、猪突に表した事例です。

 

 

 

次回に続きます\(^o^)/

 

自分自身が溶接する際は対応できますが、第三者を考慮した安全対策といえます(*´ω`*)

 

 

アメノウズメ。万能の溶着。鍛冶屋の習得技術。「溶接用アース」。「磁石式」。後前編

溶接用アース 磁石式

溶接用アース 磁石式

 

 

写真の「溶接用アース」「磁石式」赤丸で囲っている部分を見ると、端子が剝き出しなのが分かるでしょうか?

 

 

 

「アーク溶接」「ホルダー」「TIG溶接」「トーチ」では、絶縁テープを巻いて保護しますが、「溶接用アース」は、電気を逃がす性質の為、写真の状態でも問題ありません。

 

 

 

もちろん、「キャブタイヤ」の部分である緑丸の箇所は、絶縁テープを巻いて保護します。

 

 

 

次回に続きます\(^o^)/

 

「鍛冶屋、建設業や製造業」では、基本的な労働安全基準法等で定めた決まりやルールの上に、各々の現場で独自に決まり事を設けています。

 

 

なので、写真の状態でも良い所もあれば、基準を満たしていない所も出てくる訳です。

 

 

ですが全ては、安全に仕事をする為の配慮です。

 

 

「安全第一」ですね(*´ω`*)

 

 

アメノウズメ。万能の溶着。鍛冶屋の習得技術。「溶接用アース」。「磁石式」。後編

溶接用アース 磁石式

溶接用アース 磁石式

 

 

前回「アメノウズメ。万能の溶着。鍛冶屋の習得技術。「溶接用アース」。「磁石式」。中後編」は、塗装や錆でした。

 

(詳しくは、上記をクリック(^_-)-☆)

 

 

 

そして、基本的に「鍛冶屋、建設業や製造業」で扱う鋼鉄製の物は、「メッキ処理」が施されています。

 

「メッキ処理」の詳細は、零れ話で紹介致します(^_^))

 

 

 

「万力式」の場合には、「メッキ処理」の上からでも、「溶接用アース」を取り付ける事が出来ますが、「磁石式」の場合、丸みのある配管に取り付ける事が出来る半面、密着率が「万力式」に比べると、低くなります。

 

 

 

「磁石式」「溶接用アース」を取り付ける場合は、塗装や錆同様に、「メッキ処理」「グラインダー」で取り除く必要があります。

 

 

 

次回に続きます\(^o^)/

 

製品の溶接を行う場合には、品質の低下を防ぐ為に、上記のような対策を取ります(*´ω`*)

 

 

アメノウズメ。万能の溶着。鍛冶屋の習得技術。「溶接用アース」。「磁石式」。中後編

溶接用アース 磁石式

溶接用アース 磁石式

 

 

「溶接用アース」を取り付ける際、塗装や錆等の不純物が付いている状態では、「アースストライク」と呼ばれる不具合が生じます。

 

 

 

塗装や錆に電気が通電してしまい、結果「溶接用アース」を取り付けた箇所が焦げて、製品不良を起こします。

 

 

 

唯一「圧着式」だけは、「アークストライク」の心配はありません。

 

 

 

次回に続きます\(^o^)/

 

それはまた別の機会に紹介致します(^_-)-☆

 

 

アメノウズメ。万能の溶着。鍛冶屋の習得技術。「溶接用アース」。「磁石式」。中中編

溶接用アース 磁石式

溶接用アース 磁石式

 

 

「溶接用アース」「磁石式」は、どこにでも取り付ける事が出来ますが、場合によっては取り付けが困難な物もあります。

 

 

 

例えば小口径(親指ぐらいの太さの配管)や、「磁石」と同様に、鉄粉が付着した状態では、くっつきにくく外れやすくなります。

 

 

 

上記のような状況では、「万力式」の方が効率的です。

 

 

 

次回に続きます\(^o^)/

 

とはいえ、どちらも「一長一短」です(*´ω`*)

 

「磁石式」「万力式」があれば、良いのですが(^▽^;)

 

私(松本 日出治)が知らないだけで、存在している可能性もあります(・´з`・)